2010 開幕戦

こんばんは!


恒例のお時間になりましたが(笑)、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

今日はトレーニング後、前泊のため浦和へ来ています。

夕食もガッツリ食べてしっかりと充電! 普段はあんまりゆっくりテレビを観ることってないけど、ホテルに着いてからは名古屋V.S川崎の試合(激しい試合だったね!)、今は「熱血教師スペシャル〜夢の見つけ方教えたる〜」を観てました。

おもしろいとこだけど、恒例のお時間ということでテレビは中断(笑)。
日記更新に集中します♪



さて、遅くなったけどFマリノスとの開幕戦!

何とも言えない雰囲気を感じながらスタジアムを後にしました。

味スタで応援、観戦していたうちのサポーターなら誰もが興奮した中での帰宅になったんじゃないかな?

本当に素晴らしいスタートになったんじゃないかなと思っています。


もちろん内容を振り返れば反省すべきことも多かったけど、あの雰囲気を何度も味わうためにスタジアムに足を運んでくれるサポーターも多いよね!

俺ももちろんその中の一人!頭の中が真っ白になってしまうような瞬間を、スタジアムが一体となるあの瞬間を何度も味わいたい、味わい続けたい!


ベンチから視ていて開幕の雰囲気、期待を含めた中でのもどかしさ・・・
色んな気持ちの中でイメージし、出番に備えてアップを続けていました。

正直個人的な感情を持ってピッチに立つことはありませんでした。

自分がこの流れの中で出来ること、与えられるであろう仕事について色んなイメージを膨らませていた。

求められているプレー、その中には当然自分らしさという部分も求められるだろうけどとにかく「勝利」が欲しかった。

その中ですべきプレーを明確にイメージできたからこそ自分の理想的な「平常心」でピッチに立ちあのプレーの選択が出来たんだと思います。


アップは普段ピッチのすぐ横でしながら試合の状況をみてという感じなんだけど、代表の試合のアップで足を痛めてしまったということもあってなるべく足に負担がかからないようにスタジアムの下にある人工芝で密かにアップを続けていました(笑)。

当然試合を視れる場所ではないので、サポーターの歓声だけを聞いて雰囲気をイメージしながらだったけど・・・

名前を呼ばれた時にはさっきも話をした個人的な感情はそこの時点でいっさいなくなっていた。

交代のためピッチのすぐ脇に立った時には膝に「頼むぞ!」とお願いし、ピッチに入った時には自分でも鳥肌が立つくらいの声援が聞こえて一気にスイッチが入りました。


リズムを掴むまで時間がかかったし、スリッピーな芝生に気を使ったり髪を押さえているゴムがとれちゃってどうしようかと思っていたけど(汗)。

時計を何度か見ていて時間が少なくなっているのも分かったけど、絶対にワンチャンスはあるから!と自分に言い聞かせていた。


ソウタにパスをするまでの一連のプレーはとにかくイメージしていた形だった。あの時間はお互いに疲労がピークの時間帯だし、間延びしてくるだろうなって思っていたから。

ドリブルを仕掛ける緩急、シュートのイメージからパスの選択に切り替えることができたのも個人的なイメージはもちろんだけどシンゴやソウタ、その前のくさびのパスを出したヨウヘイとのイメージの共有があったからこそだと思う。ボールを奪った場面も3、4人で囲んでからだったし。

ああいった形で結果に結びつくプレーっていいよね!

みんなでボールを奪いゴールへ向かってプレーする迫力だったりイメージの共有だったり・・・

その結果生まれたゴール、そしてあの雰囲気はみなさんが感じた通りです。



チームでの形がひとつ見えたと思うけど、試合を振り返るとあの一連のプレーって今年の俺を象徴するようなプレーになるんじゃないかなと思っています。

試合前日にも話をしたようにコンディションが万全だった訳ではないです。

正直な話、自分のイメージする7割ぐらいだと思います。

その週でのトレーニングではもちろん、今でもまだまだイメージとのギャップに悩み苛立つこともあります。

でも、だからこそ生まれた形であるとも思っています。


去年からテーマにしている7~8割でプレーすることで見えてくるもの。その形があの場面でも感じることができた。

でもシュートのイメージで狙いにはいったけど去年見えていた「ゴール」までの軌跡ははっきりとイメージできなかったんだよね。

だからこそパスの選択をした。というか出来たんだろうね。

言葉で表現するのは難しいけど、あの場面ではただ単に得点につながった喜びということだけでなく自分の中でのこういった手ごたえと感覚があったということが大きかった。



日々試行錯誤です。と同時に日々前進でもあるかな。

先週と今週。昨日と今日。今のコンデションの中でしか分からない感覚。

今まで積み上げてきた感覚がなくなってしまっているということではなく、積み重ねがあったからこそのもどかしさであり様々なプレーの判断なんだと思う。


もちろん俺が求めているものはまだまだ先。

結果=成長だとは思っていないけど、もどかしさの中で生まれる結果は自分にとって新たな指標や自信になります。

考えてプレーするところから何も考えなくても「からだ」が自然と反応する理想のプレーに向けて。

自分が求めるアプローチは今までと似ているけど、今感じていることは今までとはまた違った感覚なんだよね。 何か新しい・・・。

今までのように時間はかかるかもしれないけど、こうやって少しずつマイナーチェンジを繰り返しながらまた新たな自分と出会えるような気がします。

そう思うと今感じている「もどかしさ」って不思議と楽になるんだよね。

言い聞かせてるだけかもしれないけど(笑)。



そんな中で迎える明日の浦和戦。真っ赤だろうね(汗)。

浦和のサポーターがつくりだす雰囲気って敵ながらすばらしいと思います。

勝敗からしていいイメージはないけど好きなスタジアムです。

でもその中で負けずに声を枯らしながらサポートしてくれるうちのサポーターは本当心強いし頼もしい!!

明日はサポーターが俺ら選手を頼もしいと思ってもらえるようなプレーや姿勢で戦いたいと思います!!


終わったあと様々な想いを今日のようにポジティブな中で試合を振り返ることが出来るように・・・



それではまた。 おやすみ〜Zzz






なおひろ