壁をブチ壊す時

!Tanto tiempo sin vernos!

ここでちょっとずつこんな会話を使っていきながら覚えていこうかと思っている今日この頃・・・ でも確かじゃない時もあるから「これ間違ってるぞっ!」ってな時には教えて下さい(笑)。 間違っててても使ったり喋ったりしないと覚えていかないからね。

さて、明日は大分へ移動。ジェフとの試合の反省もあるけど終わってしまったことは切り替えて次にって感じだけど、みんなからの話や手紙の中で多かった意見から少し話をしよう。

特にナビスコカップの試合の前半の戦い方について。 観ていた人たちは「うちらしくない」って思っていたみたい。確かにそうだったと思う。 市原臨海での試合からの反省をもとに戦った結果ではあるけど少しナーバスになりすぎたかな? ナビスコの試合の週の練習では時間をかけてフォーメーション練習をしたんだよね。相手はマンツーマン気味に来ることはリーグ戦での試合で分かったし、1度引いて相手に出てこさせて人数をかけてボールを取ってそこから出ていこう、そういった意図だった。ここのところ前半での失点も多かったしね。しっかりとした意図や目的があった。 ただ試合の中ではその状況を考えてプレーすべきだし、そういった戦い方の中ででも先に先制点を与えてしまったのだからチーム全体での意思疎通を明確にしなければいけなかった。 攻撃的なポジションの俺らからしてみれば先に点も取られている訳だし前線からいつも通り積極的なアプローチをして高い位置でボールを取って攻撃につなげたかった。でも監督やディフェンスのモニからしてみたら「今は失点をしないようにこの状況に耐えて後半攻撃的に」という考えだったと思う。 俺はもちろん試合の中で監督やモニとコミュニケーションをとって自分の意思を伝え、逆に外から試合が見えている監督や後ろのラインから全体の状況が分かっているモニの意見を聞いた。 前半の中での戦い方もあるけど、90分を通しての戦い方ももちろんある。 結果的に後半のチャンスをものにできずに負けてしまったけど、試合の中でこういったコミュニケーションがとれたのはよかったと思う。負けてしまった中で「よかった」というのはどうなのかと思うけど・・・。でもそういった繰り返しから見えてくるものも負けてしまった試合の中にも多くあるし次の大分戦に活かしてこれからの結果につなげていければチームももっと大きくなる。

今週発売の某サッカー雑誌の中の記事でこんなことが書かれていたのを目にした。

「目の前にある壁から1、2歩下がって壁全体を見ることができれば・・・」

今その記事が手元にないのですべてが正しい文章ではないけれど、このようなニュアンスだったと思う。 実際に読んだときに「なるほどな!」って・・・。まさにその通りだと思った。

チームが一丸となって勝利するために一生懸命に戦っている。 でもそんな中で「ふっ」と状況を感じることができたり、「じゃあこうプレーしたらどうなんだろうか」っていうような判断ができてプレーに活かせたら・・・。 でも今はまさにチーム全体がそういう状況になってきている。先週の前半のようなトライだって決して悪いことじゃない。ただ、自分達の良さを出していきながらプレーできたらもっと良かったんじゃないかな!? 別に怖がっているわけでもなんでもない。今は自分達の前にある壁全体を見ている状況に近づいているし、「こう乗り越えてみるか!」「ここをぶち壊してみよう!」っていう様なところなんだよね! 色んな乗り越え方があるから。もうちょっとだね!!

ここを乗り越えたFC東京は強くなるよ!次にこういった壁ができたとしても乗り越え方がわかるんだから!!

勝利までもう一息!大分でそんな壁をブチ壊してくるよ!!   なおひろ